恐ろしい逸話そして感動も、ホラー映画「ポルターガイスト」を徹底解説
出典:フィルマークス映画
こんにちは、たけしゃんです。
今回は一生手元に置いておきたい超おすすめ映画DVDハズレなし「ポルターガイスト」を紹介します。
スティーヴン・スピルバーグが脚本を手掛け、自らも撮影に力を入れたホラー映画「ポルターガイスト」
ホラー映画を語るうえで、必ず推される作品です。
ごく普通の家庭フリーリング一家に訪れる恐怖の怪奇現象。
悪霊に支配された家がフリーリング家を襲う。
次々と起こる怪奇現象はやがてフリーリング家の家族を引き裂こうとします。
悪霊によってテレビの中に捕らわれたキャロル・アン。
衝撃のクライマックスに震えるでしょう。
「ポルターガイスト」作品の関係者の身に次々と不幸が起こった事も、作品の恐怖テイストの1つになっています。
しかし、怖いだけではなく家族の愛情も描かれており、感動する事も間違いなしです。
それでは映画「ポルターガイスト」を見ていきましょう。
こんな人におすすめ
・ホラー映画が好きな人
・スピルバーグの作品が好きな人
・ビックリするシーンも大丈夫な人
・怖いだけではなく、充実したストーリーを楽しみたい人
・シリーズ物が好きな人、「ポルターガイスト2」「ポルターガイスト3」も公開されています。
以上の方は是非見て下さい。
基本情報
日本公開日:1982年7月17日
上映時間:115分
監督:トビー・フーパー
出演者(スティーブン・フリーリング):クレイグ・T・ネルソン
(ダイアン・フリーリング):ジョベス・ウィリアムズ
(キャロル・アン・フリーリング):ヘザー・オークル
(ダナ・フリーリング):ドミニク・ダン
(ロビー・フリーリング):オリヴァー・ロビンズ
(レッシュ博士):ビアトリス・ストレイト
(タンジーナ):ゼルダ・ルビンスタイン
受賞歴
1982年度第10回サターンホラー映画賞
逸話
・「ポルターガイスト」の作成時、スピルバーグは多忙だったために監督をトビー・フーパーに任せた。
・「スターウォーズ」作成のスタッフが関わっているため、作中には「スターウォーズ」のグッズが多く出ています。
・関係者の死(ダナ・フリーリング)を演じるドミニク・ダンが公開後に元恋人に殺害された。
その後続編「ポルターガイスト2」の公開後には、悪霊の親玉役を演じたジュリアン・ベックと祈祷師役のウィル・サンプソンが他界した。
極めつけはシリーズのヒロイン(キャロル・アン)を演じるヘザー・オークルが第3作目「ポルターガイスト3」の公開前に急死した。
奇しくも「ポルターガイスト3」のサブタイトルは「少女の霊に捧ぐ」であり、更に話題を呼んだ。
この様に恐ろしい逸話もある「ポルターガイスト」ではありますが、作品としては、素晴らしい出来栄えになっています。
ストーリー
フリーリング家に起こり始めたポルターガイスト現象、そしてキャロル・アンがテレビの中に
クエスタベルデに住むフリーリング家は、父親のスティーブン、母親のダイアン、長女のダナ、長男のロビー、そして末っ子のキャロル・アンの4人家族だ。
父スティーブンは、クエスタベルデで不動産会社に勤めるやり手の営業マン。
フリーリング家は幸せな生活を送っていた。
ある晩テレビを見ながら寝落ちしたスティーブン、やがてテレビ放送が終わり画面には何も映ってはいない。
そこにキャロル・アンが現れて、テレビ画面に話しかける。
その様子はまるで誰かと会話している様に見えた。
その後フリーリング家に異変が起こり始める。
椅子が勝手に動き回るという現象が起こる、始めは母のダイアンを含め皆は楽しんでいた。
しかしある嵐の夜に事態は急変する。
庭にある木がロビーを襲う。木は竜巻に巻き上げられ上空に去っていく。
何とかロビーは助かったが、キャロル・アンの姿が見えない。
必死にキャロル・アンを探すが一向に見つからない。
もしかして庭に建築中のプールに落ちたのかと考え、スティーブンはプールに潜って探すが見つからない。
キャロル・アンの声に気づいたのはロビー、なんとその声はテレビの中から聞こえてきた。
姿を消したキャロル・アン、そして暴かれた真実
キャロル・アンが姿を消して以来スティーブンは仕事を休み、家族は祈る思いでキャロル・アンが帰って来ることを待っていた。
スティーブンは原因追及とキャロル・アン救出のため、超心理学者のレシュ博士の元を訪ねた。
レシュ博士はスタッフを引き連れて、フリーリング家での調査を始める。
フリーリング家で起こる現象は、かつて体験したことの無い事ばかり。
テレビから聞こえるキャロル・アンの声、2階の子供部屋から現れる死者たちの交信。
長女のダナは耐えられず、友人宅に身を寄せる事になる。
レッシュ博士たちも想像を超える現象の数々に直面し、一度フリーリング家を後にする。
必ず力強い味方を連れて帰って来ると言う言葉を残し。
一方、会社のやり手であるスティーブンを心配する不動産会社の社長は、クエスタベルデの新しい開発の話をスティーブンに持ち出す。
新しい開発予定地には大きな墓地があるが、墓地ごと移動すれば良いとの社長の考えに疑問を持つ。
そして、かつても墓地の移動をした跡地にフリーリング家が建っている事を知る。
いざキャサリン救出へ
約束通りレシュ博士は強い味方、超能力者タンジーナを連れてフリーリング家に帰ってきた。
タンジーナはダイアンに優しくキャロル・アンが生きていると話す。
キャロル・アンはこの世と霊界の狭間にいる居てと、邪悪な霊に捕まっている事を皆に伝える。
そしてタンジーナは全ての原因であろう2階の子供部屋に向かい、自身がキャロル・アンの元に向かい救出する作戦を実行に移そうとする。
ダイアンの声でキャロル・アンを誘導して、悪霊から離れさせタンジーナが救出に向かおうとしたが、
自分にしかキャロル・アンは来ないとダイアンはタンジーナに変わり、霊界に向かうのだった。
無事キャロル・アンを抱いたダイアンが生還した。
2人とも無事で、もう大丈夫だとタンジーナが告げる。
まだまだ終わらない恐怖、そして・・・
キャサリン救出後、フリーリング家はクエスタベルデを出ていく事にする。
スティーブンは会社に止められようが出ていく意思を持ち、いざ引っ越しの準備に取り掛かった。
しかし、スティーブンの帰りを待っていたダイアン、ロビー、キャロル・アンに再び悪霊が迫る。
再び2階の子供部屋の押し入れから、キャロル・アンを奪おうと悪霊が迫ってくる。
ダイアンは何とか子供たちを連れ出し家を出ようとする。
家の至ると事から次々と棺桶が出てきて、ダイアンたちの行方を阻む。
町中がパニックになっている。
家に帰ってきたスティーブンと社長、墓地の移動は墓石だけであった事を知りスティーブンは激怒する。
外に出ていたダナと合流して、フリーリング家はクエスタベルデを後にする。
フリーリング家は社長の目の前で、異次元空間に消えていくのであった。
見どころ
・なにがない日常が一夜のうちに恐怖に変わる
本作の冒頭部分は、幸せなフリーリング家を描いており、家具が動き回る様子も何か楽しく見れます。
スティーブンは友人たちとテレビでアメリカンフットボールの観戦をしていたり、生活感溢れます。
しかし超常現象が起き、一気にホラーテイストが強まってきます。
・迫力の映像、恐怖の悪霊たち
作中に登場する現象や悪霊、棺桶の中の遺体は思わず目を覆い隠してしまいそうになります。
ダイアンが向かう霊界は、恐ろしくも神秘的な世界になっています。
・家族の愛情、感動の場面も
レシュ博士たちのの前で、姿が見えないキャロル・アンがダイアンの身体をすり抜けていく場面は
涙するダイアンの気持ちが心に染みます。
・優しい音楽コーリング
メインテーマ曲である「コーリング」は場面場面にバージョンを変えて流れます。
その優しい曲調は、どこかホットした気持ちにさせてくれます。
まとめ、感想
今回はホラー映画「ポルターガイスト」を紹介させていただきました。
本当に怖い映画なのですが、感動して涙がでる場面がある名作だと感じます。
続編もあるので、是非見てみてはいかがでしょうか。
今後も、おすすめ映画を紹介していきます。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。