映画「キャリー」を徹底解説、キャリ-の怒りと悲しみが悲劇をまねく!
出典:映画.com
こんにちは、たけしゃんです。
今回は一生手元に置いておきたい超おすすめ映画DVDハズレなし「キャリー」を紹介します。
怪物と恐れられる人間を創るとしたら、それもまた人間かもしれません。
主人公キャリーは、周りの人達によって創られた悲劇の怪物なのかもしれません。
人と人との付き合い方を考えさせられる作品になっています。
公開は1977年と若干古いのですが、人間の汚い部分は昔から変わらないものです。
キャリーの心情の変化は、見ている全ての人にわかると思います。
そしてキャリーの恐るべき力に恐怖するでしょう。
そして、そうあって欲しいと願う結末も・・・・
それでは映画「キャリー」を見ていきましょう。
こんな人におすすめ
・ホラー映画が好きな人
・悲しくも恐ろしい内容の作品が好きな人
・超能力に興味がある人
・人の悲しみを分かってあげたい人
基本情報
日本公開日:1977年3月3日
上映時間:98分
監督:ブライアン・デ・パルマ
出演者(キャリー・ホワイト):シシー・スペイセク
(マーガレット・ホワイト):パイパー・ローリー
(スー・スネル):エイミー・アーヴィング
(トミー・ロス):ウィリアム・カット
(クリス・ハーゲンセン):ナンシー・アレン
(ビリー・ノーラン):ジョン・トラボルタ
(コリンズ先生):ベティ・バックリー
受賞歴:1977年アボリアッツ国際ファンタスティック映画祭グランプリ受賞
受賞は逃したものの、シシー・スペイセクとパイパー・ローリーはアカデミー賞にノミネートされた。
ストーリー
キャリーは、普通の高校に通う女子高生だが、内気な性格のためいつもイジメにあっていた。
ある体育の授業の後、シャワーを浴びていた時、キャリーは初潮を向える。
母親は異常なまでのクリチャンで、キャリーに月経については教えていなかった。
意味も分からず戸惑うキャリーに対して、クラスメイトは馬鹿にしてナプキンを投げつける。
事態を知ったコリンズ先生に保護されたキャリーは、自宅に帰る。
家に帰ったキャリーに対して、母親は月経がきた事が罪だと言い、キャリーを部屋に閉じ込める。
この頃から、不思議な力が自分にある事をキャリーは知る。
コリンズ先生はキャリーをいじめたクラスメイトに対して、罰をあたえる。
毎日居残りして体育の授業をしなければ、プロムパーティーの参加を禁ずるという事だった。
仕方なく、授業に参加するクラスメイトたちだったが、気に食わないクリスはキャリーへの報復を恋人であるビリーと企てる。
一方キャリーに対して悪い思っていたスーは、恋人であるトミーにプロムパーティーにはキャリーを誘う様に頼む。
初めはトミーを疑っていたキャリー、そしてコリンズ先生もスーに対して不信感を持っていた。
キャリーはトミーからの猛アプローチに根負けして、遂にパーティー参加を承諾する。
しかし恋愛など一切認めないキャりーの母親は、パーティー参加を阻止しようとする。
パーティー参加を止める母親を引き離し、トミーと共にパーティーに向かうキャリー。
トミーに優しくエスコートされて、パーティー会場に入るキャリー
しかしパーティー会場には、クリスとビリーが他のクラスメイト達とキャリーに恥をかかそうと罠をはっていた。
音楽に合わせトミーと踊り幸せな瞬間を味わっているキャリー。
しかし心無い仕打ちがキャリーを襲う。
一瞬にして、幸せからつき落されたキャリー、みんなのあざ笑う笑う声が聞こえる。
怒りが爆発したキャリー、パーティー会場は惨劇の舞台に変わっていく。
もはやキャリーには誰の優しい言葉も通じない。怒りに身をゆだね、暴走するキャリー。
ここでは母親の止める言葉が頭を駆け巡る。
果たしてキャリーは何処に向かい、その怒りは収まり心は救われるのか。
見どころ
・日常生活の中のイジメ問題、いじめられているキャリーを通して深い闇を見ます。
・キャリーの家庭環境が、内向的な性格にしたと納得できる演出もあります。
・少しづつ自分の力を知っていくキャリーに息をのむでしょう。
・キャリーの母親を演じる、パイパー・ローリーの猟奇的な演技は、恐怖そのものです。
・初恋をして、少しづつキレイになっていくキャリーにも注目です。
・キャリーの怒りが爆発する場面は恐ろしくも悲しいシーンです。
・エンディングまで、恐怖と悲しみは終わりません。
まとめ、感想
今回はホラー映画「キャリー」を紹介させていただきました。
ホラーテイストも多く含まれていますが、悲しい部分が多くなっていると感じます。
キャリーにを見るたびに、人への接し方を考えさせられます。
キャリーにおいては、被害者であり加害者であるという問題を感じます。
映画には多くのメッセージが含まれています。
そのメッセージをどう感じるかは、あなた次第です。
これからもおすすめしたい映画を紹介していきます。
それでは次回の記事でお会いしましょう。
ありがとうございました。